黄昏の修善寺をぶらぶら
リポート日:

薄暮の修善寺は平日ということもあり人影もまばら
晩照に映る風情漂う温泉街
多くの文人墨客が詩歌や随筆紀行につづったのがわかる気がします
文豪たちの愛した湯街
才のある人はムラムラ創作意欲が温泉のように湧いてきそうです。

詩心ない方も気分だけでも作家になれる浴衣セットで散策もできます。日枝神社のそばで浴衣や着物のレンタルをしている『街ナビゆるり』さん。豊富な品揃えから選べ、受付から着付けも含めて所要時間は約30分ぐらいです。

まずは温泉街の中心地、修禅寺にお参り
色とりどりのボサ菊の鉢が並ぶ階段の上でライトアップされた金剛力士が山門を護っています。



南天を愛でる地蔵さま
修禅寺の境内は下記の記事へ
伊豆の小京都”修善寺”を散策

いつもお邪魔するお土産屋『しゅぜんじ三笑』さん。趣味は土産物屋巡りと自己紹介に書けるぐらい好きです。



伊豆で創作活動する作家さんたちの繊細なガラス細工や陶器、木工品がずらりと並び、個性豊かな民芸品は見るだけでも楽しいです。独創的でファンキーな作品もあって「なんじゃこれ」とツッコミ笑い。


独鈷の湯公園の奥にある足湯で掛川のせせらぎをBGMにリラックス。川の向こう岸にも東屋風の足湯の河原湯があります。
眼下には沢山の小さな花が咲いた可愛い菊の鉢が温泉街を飾っています。10月初旬~11月中旬に秋のまつりの花菊飾りを開催しています。


渡月橋たもとの八百屋『松屋』さん
地場の農産物が新鮮でとにかく安い
香りの良いユズとみかんとバナナとサツマイモを購入しました。


日枝神社を参拝
日枝神社は隣の修禅寺から1868年神仏分離令により分離された山王社。10月にある例祭にはお神酒が振る舞われ山車や神輿が練り歩きます。神聖な巨木が並ぶ自然のパワーを感じる神秘的な空間です。

鳥居をくぐると巨大な木々に迎えられる。迫力満点


ダイナミックでワイルドな巨石の手水舎

2本の杉がそびえたつ夫婦杉は子宝祈願

県の天然記念物の『一本樫』の木は合格祈願。そそり立つ神木に祈りを捧げます。

神社のお守りは手作りのちりめん細工で『一願成就お守り』と言い数量限定で激レア
自動販売機で売られている絵馬


精肉店跡地の『サワキュー』さん
パワーストーンアクセサリーのお店です
自分でデザインもできますが、持つ人に必要な助けになる石を選んで制作もしてくれるそうです。
非才な我に文才を高める石をプリーーーズ

某宿泊施設の素敵な扉
全日本トビラ愛好家会頭としては見逃せません
荒々しい野武士の如し無骨な扉
開けて手ごたえを味わいたいですが許可なくやれば犯罪です。再度、ちゃんと泊まりに来ます。


居酒屋『いきぶし』さん
沼津の元ラーメン屋さんが地元に移転して居酒屋として再スタートしたようです。〆のラーメンまで行くことが決まっている背徳の店。気取らない雰囲気も良く、みんな大好きお座敷もあります。

『安兵衛』
ズガニうどんが名物のお店
ズガニは和名モズクガニであの高級食材の上海蟹の近種です。地元狩野川でとれた天然うなぎや鮎、お刺身、岩魚の骨酒もあります。


ランプ見本市のようなショーケースが目を惹く『アカリエカオリ』さん。大通りから一本奥にあり静かで落ち着いた宿。

『あさば』さん
浅羽家が五百余年継承してきた宿坊
キングオブキング、さすがの貫禄です
車中泊の旅も多い著者には高嶺の花、雲の上の旅館です。宿泊するには馬車馬のように働くかドラゴンボールを集めるかの2択しかありません。

夜の帳が下りて明かりが灯され、マジックアワーの空に淡い銀月が上がります

修禅寺も閉門

河原湯の足湯で一寸一息、全ての観光地に足湯を装備して欲しいです

竹の小径のイルミネーションも必見
落日の残光で影絵のような竹林
幻想的な夜の竹藪はちょっとメランコリック
目を瞑れば美味しそうなメンマが浮かびます
『いきぶし』行ってきまーす
居酒屋『いきぶし』さん来店レポートはこちら
https://izu-hakone.jp/blog20/